今週のお題「最近見た映画」
朝井リョウ氏原作の「何者」。
就活を通じて、「自分とは何者なのか」を考えさせられる映画でした。
就活生の時感じた葛藤や焦燥感などを思い出させる映画で、就活生にはオススメしないが、就活後や就活とは関係ない時期に見るには非常に面白く、オススメできます。
Amazon Prime Videoでも見ることができます。
【是非見て欲しい人】
- 就活が終わってスッキリしている人(あ〜あったなあと良い思い出として見れる)
- 就活前の人(就活って。。こんな感じなの?!と思える←まあ、そんな感じです)
- 就活とは無縁の人(普通に面白いです)
【基本情報】
- 監督・脚本:三浦大輔
- 原作:朝井リョウ
- 出演者:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之
- 主題歌:中田ヤスタカ「NANIMONO (feat. 米津玄師)」
主題歌は「LIAR GAME」をはじめ、様々な映画・ドラマ・CMの音楽をプロデュースしている中田ヤスタカ氏が、最強のアーティスト米津玄師氏をゲストボーカルに迎えた曲。両氏のファンでも、そうでない人でも、是非音楽にもフォーカスして見て欲しいです!
【感想】
見ている途中に感じたこと:「あ〜こういうやついたいた!」
就活のために自分を高めまくる「意識高い系」や、なぜか選考がホイホイ進んでいく「持ってる奴」が出てくる。
就活のために自分を高めまくる必要はないと思うが、個人的には意識が高いのは良いことだと思う。。。自己啓発系の本とか読みまくってしまうし。
持ってる人はなんかいるんだよな〜。自分の周りでもいました。いつも同じように過ごしてきて、成績もどっこい。バイトも研究室も同じ。。。なのになぜか就活無双する人。
就活終わった人は、懐かしみながら見てみるととても面白いかと思います。
また、劇中でもSNSによるコミュニケーションも大きなテーマともなっています。現在のように新型コロナウイルスの影響で、テレワーク等リモート化が加速していく中、人と対面する機会が減ることで、SNSの影響というのはより一層高まっていくため、今後の就活のあり方ってどうなるんだろう。。と考えさせられる映画なのかと思いました。
*小説版は数年前、自分の就活後に読んだため、このようなことは感じなかったのですが、コロナの影響で屋内にいることが多くなったので、改めて映画版で「何者」をみたことでこのように感じました。
なぜか主人公に共感してしまう
意識高い系やら就活しない系やら様々な人が出てくる「何者」。その中でも主人公拓人はそういう人達を達観して見て、「イタい奴認定」していく。
確かに、自分の頑張りや活動をSNSで発信しまくる。自分で楽しくやっているなら素晴らしいと思うけど、就活のために無理してやっている姿などをみるとそう思ってしまうこともあるなあと。なんか共感してしまいました。
見終わったあと:「(主人公に)共感したくなかった〜!!」
達観していた拓人に自然と共感してしまっていた自分。しかし、ラストにとんでもないしっぺ返しが。思わず、「マジか〜」となると同時に、それまで拓人に共感してしまっていた自分。。。(恥)となりました。
【おわりに】
とにかく、「退屈な時間がない」映画だったかなと思います。
キャストもアラサーの私にはドンピシャだったので、非常によかったです。
小説版も面白い(小説版のほうがハッとさせられる印象です)ので、是非。
*ちなみに小説版にはスピンオフの「何様」もあります。