かなり久しぶりの投稿になります!
これまで、社会人学生(社会人研究生:某アイドルの研究生的な立ち位置に近い?!)として仕事と並行して研究を行なっていました。
今回は、そこから博士後期課程、いわゆる社会人ドクターへとグレードアップしたので、試験の経緯などについて書いていこうと思います。
微力ながら誰かの参考になればと思います。
1. 院試の概要
博士後期課程の受験では以下の2つが課されていました。
・筆記試験
・面接
まず筆記試験ですが、学科別の専門科目と英語試験が課されていました。調べてみると大方この形式で、大学によっては英語のみの場合もありました。
英語はTOEICまたはTOEFLのスコア提出や当日受験のところもありました。
(TOEICの公開テストを受けたことなかったので、昨年末焦って1回だけ受験しました)
ただ、私が思う院試を受けるに当たって大事だと思ったことはこれ、、、
「専門科目を如何に回避するか!」
これに尽きます。社会人と並行しての受験でしたので、専門科目の筆記試験に時間を掛けたくなかったのが正直なところ。そのため、如何にこの専門科目の筆記を回避できるかが大事でした。
大学によっては
①自身の修士課程出身校
②会社での業務との関連性
③進学を希望する研究室での研究歴(←私の場合、こちらを利用しました)
など、免除の要件があったりします。私の場合①、②のどちらにも該当しなかったので、担当の先生に相談してみたところ、研究生として9ヶ月程度お世話になっていたことから、進学後に必要な基本的な実験操作を有しているということで免除になりました。
英語の試験や専門科目が免除となったので、面接対策に時間を割くだけとなり、かなり時間の節約になりました(TOEIC受けた意味。。。)
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2.院試までに行ったこと
志望調査書の作成
私の進学先では、調査書として「志望動機」、「進学後の授業の受講計画」、「進学後の研究内容」、「会社と両立する上で、研究活動に充てられる時間・方法について」を主に記載する必要がありました。
院試面接対策
私の進学先の場合、面接試験は「これまでの研究歴+進学後の研究計画についてプレゼン」となっていました。
これまでの研究歴については大学院までの研究概要と会社での研究内容(開示できる範囲で)について作成し、進学後の研究計画については、指導教員の先生と複数回に渡ってディスカッションを行いました(担当教員の先生には感謝してもしきれません)。
質疑応答についても、できる限り想定問答を用意するようにしていました。
3.院試当日!
筆記免除だったので、筆記が終わった後の夕方から会場入り。
発表+質疑で合わせて30分でした(各人30分きっかりで進んでいきました)。
質疑応答については進学後の研究計画がほとんど。スケジュール的な計画というよりも計画(仮説)に対して、「どのように検証していくのか?」「他のターゲットは?」「〜を対象としても良いのでは?」などなど。その他としては、「これまでのバックグラウンドとどうリンクさせたいか?大学院での研究内容は会社の仕事に活かせるのか?」などがありました。もともと社会人学生になったきっかけが、これまで会社で縛られてきたバックグラウンド(配属ガチャ)から脱却したいということだったので、少し回答に困りました。
4.合格発表
結果は、受験後1ヶ月程で大学ホームページの受験生用サイトから見ることができました。
上は合格通知の一部ですが、無事合格することができました。
私は10月入学での出願だったので、合格発表から手続きまで1週間程度しか猶予がなかったです。(仕事も繁忙期だったため、なかなか銀行に行けず焦りました)
4. 最後に
こうして、晴れて社会人博士後期課程生となりました。あくまで学位取得のための通過点とは言え、仕事と家庭を両立させることはなかなか大変でした。入学後の方がもっとずっと大変だと思いますので、都度書いていきたいと思います。